【注意喚起】モバイルバッテリーの発火事故が急増中!あなたの対策は大丈夫?
夏本番。連日の猛暑の中で、スマホやタブレットの必需品であるモバイルバッテリーに「発火事故」が相次いでいます。
特に2025年7月20日には、東京・山手線の車内でバッテリーが突然発火し、乗客5名がけがを負う深刻な事故が発生しました。このモバイルバッテリーはリコール対象製品となっていて、現在メーカーで回収、返金対応を行っています。
「cheero Flat 10000mAh」のリコール対応ページはこちら
モバイルバッテリー発火の原因とは?
- 過充電による内部発熱
- 高温環境下での放置(車内や直射日光下など)
- 粗悪な製品や、リコール対象品の使用
- 充電しながらの使用による熱の蓄積
- 落下や水濡れによる内部の破損
特にリチウムイオン電池は、内部ショートや熱暴走が起こると瞬時に発火・爆発する危険性があります。
一度でも落としたりしたモバイルバッテリーは内部が損傷している可能性があるので、使用を中止したほうがいいですね。
発火を防ぐための5つの対策
- 正規メーカー品を選ぶ(PSEマークのある製品を推奨)
- 高温の場所に置かない(車内放置・布団の中は厳禁)
- 充電中は目の届く場所に(寝ている間の充電は避ける)
- 異常を感じたら即使用中止(熱い・膨張しているなど)
- 定期的に状態をチェック(外装の傷・異臭・変形など)
航空機利用時の2025年7月から新たに追加されたルール
- 機内預け入れ荷物に入れない
- 短絡しないように個別に保護(絶縁テープを貼ったりケースや収納袋に入れる)
- ワット時定格量(Wh)を確認(160Whを超えるものは禁止)
- [New]収納棚に収納しない。座席上の収納棚に収納せず、手元で保管する
- [New]使用する際は常に状態が確認できる場所で行う
発火してしまったら?応急処置のポイント
万が一バッテリーが発火した場合には、慌てずに以下の行動をとりましょう。
- 大量の水をかけて消火(リチウムイオン電池は水で消火可能)
- 完全に鎮火するまで絶対に近づかない
- 火が消えても煙や熱が残っていないか確認
- 速やかに消防や駅員に通報
水をかける際は、火花や煙が治ってからにしましょう。
まとめ:便利さの裏にある“危険性”を忘れずに
スマートフォンのバッテリー切れを防ぐために便利なモバイルバッテリーですが、取り扱いを誤ると命に関わる事故に直結する恐れがあります。
これからの季節、熱中症だけでなく、モバイル機器の“熱暴走”にも注意を払いましょう。
万が一に備え、信頼できる製品を選び、正しく使うことが最も重要な対策です。
